ACB空き家改修計画
始動
この活動を始めた時にたちまちの取組みとして「住まいの準備をすること」を掲げていました。まちにどんどん増殖していく空き家は、所有者にとって、また地域にとっても、様々な問題を抱えています。空き家の利活用はまちの未来にとってとても大切なこと。「ここに住んでみたいけど住めるところがない」という現状を少しでも良い方向へもっていけるよう、空き家の調査、所有者とのコンタクト、利活用の提案まで少しずつ継続して行ってきました。
また、空き家の活用促進 に関する連携協定を結んだ壱岐市とも協力して移住の促進や空き家の利活用について考えてきました。
そしてようやく具体的な計画が動き始めました。
国の定住空き家活用促進事業の助成金を受け、壱岐市の事業として芦辺浦の3軒の空き家を改修し、賃貸住宅として活用する計画です。
また、空き家の活用促進 に関する連携協定を結んだ壱岐市とも協力して移住の促進や空き家の利活用について考えてきました。
そしてようやく具体的な計画が動き始めました。
国の定住空き家活用促進事業の助成金を受け、壱岐市の事業として芦辺浦の3軒の空き家を改修し、賃貸住宅として活用する計画です。
ACB空き家改修計画コンセプト
「芦辺浦にふさわしい、新しいコミュニケーションの生まれる場をつくる」
新しく移り住んだ人がその土地に馴染み、定住に繋がっていくには、まちの人と日常的にコミュニケーションが取れることがより大切だと考えます。そうすることで日常が少しだけ楽しくなる手がかりができ、生活や子育てに安心感を得ることにつながります。また、主体的に社会に関わるきっかけができ、地域の一員として地域に馴染んでいくことになるでしょう。
方法1)既存の土間空間を生かすこと
改修する3軒の物件は、通り沿いに昔ながらの土間空間があります。この空間は土間リビングとして家族の居場所、子どもの遊び場、友人や近所の人がふらっと寄る場だったりと多様な場に。
方法2)食事空間を大切にすること
家族のコミュニケーションの場であるダイニングキッチンを住まいの中心に据え、集中的に改修 を行います。食事は家族間だけでなく、友人や地域の人とのコミュニケ ーションの直接的なきっかけとなります。この空間を通り沿いに配置することで、内部から通りの様子が伺え、住宅の人の生活の気配がまちへ漏れ出します。
方法3)建物の表情の変化が通りへと出てくること
今回の改修物件は3軒とも芦辺浦のメインの通りに面しているため、この3軒が同時に改修される ことはこれからのまちにとって新しい変化です。長く空き家だった家に新しく人の手が入り、人を迎え入れる準備がされたことが、まちの人に伝わることを大切にしたいと考えています。
~このまちの希望を次世代へとつなぐ足がかりとして~
ACB空き家改修計画
芦辺浦をふらっと人がたち寄るまちに。
人と人の交差点のような場にしたい…
そんな想いで「たちまち」始めました。
子どもたちの生き生きとした日常はこのまちの財産。
そして子どもたちのことを考えることはこのまちの未来を考えること。
学校でも学童でも、家庭でもない子どもたちの居場所を、
まちの人や子どもたちと一緒につくっていくこと。
一時的なイベントや指針などではなく、まちの日常をつくっていくこと。
子どもたちの新しい日常が芦辺浦を他のどこにもない魅力的なまちへと変えるでしょう。
人と人の交差点のような場にしたい…
そんな想いで「たちまち」始めました。
子どもたちの生き生きとした日常はこのまちの財産。
そして子どもたちのことを考えることはこのまちの未来を考えること。
学校でも学童でも、家庭でもない子どもたちの居場所を、
まちの人や子どもたちと一緒につくっていくこと。
一時的なイベントや指針などではなく、まちの日常をつくっていくこと。
子どもたちの新しい日常が芦辺浦を他のどこにもない魅力的なまちへと変えるでしょう。
たちまちの「フリースペース」
たちまちの「フリースペース」
近所の人たちにも協力してもらい、2019年から月曜日と金曜日の15時半~17時まで無料開放 しています。芦辺浦の子どもたちが下校後にやってきて、自分たちで学習をしたり、絵を描いたり、本を読んだりと思い思いに過ごして帰っていきます。特にルールはありません。プログラムも ありません。学校でも学童でもない、まちの広場のようなもうひとつの居場所。併設された食堂にやってきた大人も寄って話をしたり、混ざって遊んだりすることも。子どもたちの姿がまちの人 たちにとっても、ほっとできる小さな幸せだと感じています。子どもたちが明るい未来を想像できるように、そしてこのまちで過ごした日を大人になってふと思い出す瞬間があることを想いな がら一緒に過ごしています。
空き家相談室「イエマチ」
空き家相談室「イエマチ」
「家が待っている、人を待っている」
2019年7月 空き家相談室『イエマチ』 がOPENしました。 空き家について、これから空き家になりそうな住まいについて、どうしたら良いか、誰に相談したら良いのか分からない。そんな時にざっくばらんに話ができる場所をまちの なかにおいてみたらどうだろう、とやってみているところです。市の協力もあり、地域おこし協力隊「空家活用促進担当」の藤木さんが土曜日にたちまちにいます。決して問題の解答があるわけではありませんが、様々な問題について一緒に考え、次につながる方法を模索できればと思っています。ここ数ケ月ですが、芦辺浦にあった数軒の空き家が取り壊しとなりました。まちに対する意識のある所有者の前向きな行動ととらえています。可能性のある空き家を新たな人へとつなぎ、そこにあかりが灯り、まちはもっとよくなる、世界はもっとよくなると希望がもてます。そしてその希望を子どもたちに 受け渡していければと思っています。